肥料をあげて木をドンドン大きくして・・・。そういう栽培の方法もあるけれど、「もっとナチュラルな栽培の方法ってないのかな?」と思った時、本にあるマニュアル通りの方法を止めてみました。
もともと農薬の類はほとんど使いませんでしたが、有機的な施肥も必要最低限度にして、草刈りと剪定に特化した栽培の方法をやってみたのです。
「うーん、枯れるかな?」と思った時もありましたが、木々は意外に丈夫でした。
お日様の光を葉っぱにたくさん当ててあげると、株そのものが活性化。人は伸びようとする枝の助けをしている程度なのです。そんなサイクルを数年続けた時に、少しわかった気がしたのです。 調和というバランスが必要だと。
「枝を切る→代謝が上がる→枝が伸びようとする→葉は日光の光を沢山求める→枝が伸びようとする→枝を切る・・・」
こんな単純なサイクルを私たち農家はちょっと整えているだけなのです。 そのことに気付いた時から、畑や木々や森が本当に愛しくなりました。
『畑に森を作りたい』
という理念はそんなところから生まれたのです。
もともと畑違いの業種で働いていましたが、じいちゃんの畑で土に触れたとき、土が自分の中の"何か"を変えてくれました。
しかし、「農業はクリエイティブだ!」そう感じた、あの瞬間から、農家になって時を重ねれば重ねるほど、直面した矛盾がありました。
それは、クリエイティブを突き詰めすぎると経済性が損なわれ、経済性を突き詰めすぎると、農業のクリエイティブな部分が損なわれるいう点でした。
商売だけにならず、心意気だけにならない方法とは?
考え抜いた結果、たどり着いたのが「美味しいジャムを作る事」でした。
自らの創作意欲を満たしつつ、お客様にも喜んでいただくこと。
結構難しいのですが、その調和の取れた向こうに、自分の突き詰める世界があると思っています。
まずは理念のある商品作りから!それが第一歩です。
そんなこんなで今日もまた、美味しいジャムを作ろうと思うのです。
2022年4月、キッチンカーを作りました。自分の作った果実を沢山の人に食べてもらいたくて…。
旬な果実を通年で提供することはどうしても難しいので、ブルーベリーをおいしく食べていただくには少し加工して、その場で食べてもらう事が一番だと思ったのです。
まずはブルーベリーのスムージーから。
これから、自分で作った果実や近隣農家さんが作った野菜や果物も使い、ここでしか食べられないスイーツや飲み物を提供しながら、お客様の声を直に聞いていくことができればと思っています。
【営業日】 | 毎週土日のみ |
【営業時間】 | 10時〜15時30分(天候により多少変更する事があります) |
【場 所】 | 鳥居原ふれあいの館 |
【提供物】 | ブルーベリースムージー、コーヒー、ハンバーガー(2022年5月現在) |
ローズベリーファームの最新情報はこちら
屋号 | ローズベリーファーム |
農園責任者 | 八木拓美 |
栽培品目 | ブルーベリー・イチジク・ヘーゼルナッツなど |
所在地 | 〒252-0111 神奈川県相模原市緑区川尻4493-6 |
電話番号 | 042-783-6683042-783-6683(農作業中は電話に出られないことがございます) |
メール | info@roseberry-farm.com |